2025年 12月号 《 vol.124-3 》
就寝中のマウステーピングにご注意
近年では、睡眠時の口呼吸が原因となるイビキから引き起こされる睡眠時無呼吸症候群が全身の健康に与える問題が知られるようになったことで、睡眠時の鼻呼吸を促すために、口にテープを貼り睡眠の質を向上させる「マウステーピング」の話題を耳にすることも多くなりました。
マウステーピングの有効性について、カナダの研究グループが調査したところ睡眠時無呼吸への効果はほとんど認められませんでした。
また、花粉症や風邪、扁桃腺肥大など鼻詰まりがしやすい状態や、嘔吐する可能性がある場合には、マウステーピングが原因となり、酸欠や窒息のリスクが高まると言われています。
マウステーピングについては、有名人が推奨されたり、ネットやSNSでも紹介されていますが、効果については科学的に証明されていないことや、使用するリスクがあるため、安易に使用することはお勧めできません。
睡眠時のイビキや無呼吸に不安がある場合は、無呼吸症候群専門のクリニックや循環器内科、耳鼻咽喉科を受診し、医師による診断のもと適切な治療を受けましょう。
2025年 12月号 《 vol.124-2 》
むし歯を繰り返すリスクを軽減する治療法
むし歯の治療では、細菌に侵された部分を削り取り、その後、歯の機能を取り戻すために、失った部分に修復物の被せ物や詰め物を装着します。
一般的に「歯が治った」と言いますが、正確には歯が治ったわけではなく歯の機能を取り戻したということになります。
治療を受けた歯でも、再びむし歯になってしまうことがあるため、むし歯を繰り返すリスクが低い治療法を選択することも大切です。
「むし歯になっても、また治療を受ければ良い」という声を耳にすることがありますが、むし歯治療では、むし歯になってしまった部分を削り取るため、むし歯の再発を繰り返すたび歯は小さくなってしまい、やがて歯を抜かなければいけない状態になってしまいます。
保険が適用されるむし歯の治療では、銀歯のほか白い素材のものがありますが、むし歯を繰り返すリスクを抑えるためには、保険適用外のセラミックやジルコニアを使う治療法が推奨されます。
どんなに優れた治療でも、健康な天然の歯に勝ることはありませんので日頃からむし歯を予防するための取り組みが大切です。
2025年 12月号 《 vol.124-1 》
むし歯で認知症リスクが上がる!?
むし歯を予防するためには、毎日の歯磨きや定期的に歯科医院での検診やお口のメンテナンスが欠かすことができません。
むし歯は、歯の痛みだけでなく、進行すると歯の神経も失ってしまうことで歯の寿命にも影響しますが、歯だけでなく脳にも影響を与えることをご存知でしょうか?
国立循環器病研究センターの猪原匡史部長によると、むし歯菌の一種であるミュータンス菌の中に「Cnm」という特別なタンパク質を持つ、いわゆる「悪玉タイプ」が存在します。
この悪玉タイプを持っている人は、持っていない人に比べて脳の小さな出血(微小出血)が非常に多いことが明らかになりました。
通常のミュータンス菌でも脳の出血リスクは約5倍になるところ、この「悪玉」ミュータンス菌を持っている場合は、20倍にまで上がると言われています。
さらに、微小出血が多いと認知症や脳卒中、高血圧のリスクが上がる可能性も示唆されています。
むし歯から歯を守ることは、全身の健康を守ることにもつながります。
2025年 10月号 《 vol.122-3 》
むし歯で認知症リスクが上がる!?
皆さんは、ご自身の歯の色に自信はありますか?
最近は、美容室やエステ、ジムに通うような感覚で自分磨きのひとつとして、ホワイトニングを希望される患者様も多くいらっしゃいます。
当院では、歯を健康的に白く美しくするホワイトニングも行なっており、それぞれの患者様のご要望に応えられるよう様々なホワイトニングコースをご用意しています。
また、ミニミニ新聞でもお伝えしてきましたが、今年の4月から9月までの期間で全6回ホワイトニング研修を医院スタッフ全員で受講し、より安全で効果的なホワイトニングを学びました。
新しくなった横山歯科クリニックのホワイトニングを記念して、10月~12月の3ヶ月限定でホワイトニング体験キャンペーンを実施することになりましたので、是非この機会にホワイトニングで、より美しい歯を体験して欲しいと思います。
ホワイトニングについて、疑問や不安がございましたら、まずは当院スタッフまでお気軽にご相談いただき、ホワイトニングについてご理解したうえでご検討ください。
2025年 10月号 《 vol.122-2 》
歯周病の治療の流れ
歯周病の改善や予防では、毎日の歯磨きがとても大切です。
そのため、最初にお口の清掃状態を確認し、正しい歯の磨き方を身につけることから始めます。
どんなに歯科医院で治療を受けても、日々のセルフケアが不十分だと正しい効果を得られず、治療後に再発する可能性もあります。
次に行うのは、歯ブラシでは落としきれない汚れや歯石の除去になります。
まずは、歯ぐきより上に見えている部分をきれいにする「スケーリング」を行うことで、歯周病菌によって炎症を起こしていた歯ぐきを少しずつ回復していきます。
さらに、歯ぐきの中に隠れた部分の歯石も取り除く「ルートプレーニング(SRP)」を行います。
これらが「歯周基本治療」です。症状が進行している場合は、外科的な処置を行うこともあります。
2025年 10月号 《 vol.122-1 》
歯周病の進行の流れ
歯を失う原因で最も多いのは歯周病であることをご存知でしょうか?
歯周病の進行度は大きく分けて、軽度(初期症状)、中度、重度の3段階に分類され、治療は進行度にかかわらず歯周基本治療からはじめます。
2025年 9月号 《 vol.121-3 》
横山歯科クリニックのホワイトニング
先日、4月から当院で実施しているホワイトニング院内研修の全6回コースが修了いたしました。
合計60時間にも及んだこの研修では、医療ホワイトニングのメカニズムなどホワイトニングについての深い知識や効果的にホワイトニングを施術するための技術など、幅広く実践的に学ぶことができました。
歯科医院で行うホワイトニングは、歯へのダメージを抑えた安全性の高いホワイトニングになりますが、当院は一般的な医療ホワイトニングに比べて、歯がしみにくく食事制限をすることもありません。
また、歯の再石灰化を促進し歯質を強化する成分(アパタイトペースト)を配合しているため、白く美しい歯だけでなく、むし歯を予防する効果を得ることもできます。
当院のホワイトニングでは、施術前に歯やお口の健康状態をしっかり検査するとともに、カウンセリングで患者様のご要望の確認や疑問点を解決し、安心できるホワイトニングを施術いたします。
ホワイトニングについての疑問などございましたら、お気軽に当院スタッフまでお尋ねください。
2025年 9月号 《 vol.121-2 》
消滅させることができない歯周病菌
歯周病の原因は「歯石」ではなく「細菌」です。
歯石は、プラークがそのまま放置されることで、だ液に含まれるリン酸カルシウムと反応し、硬い石のような状態(石灰化)になったものです。
歯石そのものが悪さをすることはありませんが、歯石の表面は軽石のようにザラザラでデコボコしており、歯周病菌にとって絶好の住処となることから、歯周病の予防や治療において歯石を除去していくことも重要になります。
数多くある歯周病の治療後の研究結果では、治療直後は歯周病菌は大幅に減少しますが、歯周病治療専門医による治療であっても歯周病菌を完全に取り除くことは難しく、治療後半年ほどで再び増え始めることが明らかになっています。
一度に歯周病菌をゼロにすることはできませんが、歯科医院で定期メンテナンスを受けることで歯周病菌の数をコントロールし、歯周病の発症を予防することができます。
2025年 9月号 《 vol.121-1 》
歯を失う原因で一番多い歯周病
歯科医院を受診する多くの理由に「歯の痛み」があることから、歯を失う原因も、むし歯が一番多いと予想してしまう方もいらっしゃると思いますが、歯を失う原因で最も多いのは歯周病です。
それでは、なぜ歯周病によって多くの歯を失ってしまうのでしょう?
ひとつの要因として、歯周病は自覚症状がほとんどないまま進行してしまうことがあげられます。
歯周病は、歯周病原因菌による細菌感染症によって引き起こされると考えられています。
歯と歯ぐきの隙間(歯周ポケット)などで細菌が繁殖し、歯ぐきに炎症を引き起こすことで歯を支える顎の骨を溶かしてしまいます。
初期の段階では、痛みもなくご自身で歯周病と判断することは難しく、その後、歯ぐきの腫れや出血や口臭が気になり気が付く方も増えてきますが、そのまま進行すると歯を支える骨が全体的になくなり、多くの歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病治療は治療期間も長期的になる場合が多いので、予防していくことや、治療後の歯科医院による定期管理がとても大切です。
2025年 8月号 《 vol.120-3 》
安心のホワイトニングに繋げる研修
現在、当院ではホワイトニング研修を専門に全国各地で活躍されている外部講師をお招きし、月に1回のホワイトニング院内研修を実施しております。
このホワイトニング研修は、4月から9月までの全6回コースで構成されており、ホワイトニングの技術だけでなく、幅広い知識や様々な症例などを通して、患者様ごとに違いのある歯をより効果的に白く美しくするためのホワイトニングについて学ぶことができます。
7月9日に実施した研修では、ホワイトニングを施術する前に患者様のご希望だけでなく、施術前の不安な点や疑問などにも正しい情報をお伝えし、安心してホワイトニングを受けていただく大切さを学びました。
歯の着色には、タバコのヤニや茶渋など外部からの影響によるものと、加齢や歯の性質のほか服用されているお薬の影響による歯の内部に関係する場合があります。
当院では、着色の原因を解明し、より適切で歯にとって安全なホワイトニングを行なっておりますので、歯の色にお悩みなどございましたらお気軽にご相談ください。
2025年 8月号 《 vol.120-2 》
熱中症対策として効果の高い経口補水液
熱中症予防や対策として一般的なスポーツドリンクは、運動中の水分とエネルギー補給を目的としているため、熱中症の症状が確認された場合にはやや不向きとなります。
熱中症は、体内の水分のほかに、細胞内に水分を行き渡らせる役割を持つナトリウム(電解質)が減少することも要因となります。
水分と糖分が主成分であるスポーツドリンクは電解質濃度が低いため、熱中症の対策として効果が弱くなってしまいます。
OS-1などの経口補水液は、水分とナトリウム(電解質)を素早く補給できるように、脱水した体に必要な水と塩分に加え糖分をバランスよく含んでいるため、電解質濃度も高く静脈点滴と同じくらいの速さで最も速く吸収されます。
普段の生活や運動での水分補給では、スポーツドリンクで十分ですが、下痢や嘔吐、激しい発汗、脱水による熱中症の初期段階では経口補水液の方が適しています。
暑さからついついスポーツドリンクや炭酸飲料などを飲む機会が多くなる季節ですが、糖分が多い飲み物はむし歯のリスクを上げてしまうので注意が必要です。
2025年 8月号 《 vol.120-1 》
これからの季節は熱中症にご注意
8月になり、本格的な夏を迎えました。
近年の夏は、北海道といえど年によっては35℃を超える日もあるだけでなく、私が子どもの頃に比べると湿度も高く、体に堪える季節となりました。
夏に気をつけたいのが熱中症ですが、皆さんはどのような対策をしているでしょうか?
熱中症は、気温が高く暑い環境下で体が適応できず、体温調節が困難になったり、大量の汗をかくことで体内の水分やミネラルのバランスが崩れ、めまいや立ちくらみ、失神などが引き起こされます。
特に梅雨明けなどは、湿度も高く暑さのピークにもなるので、熱中症の発生リスクが高まり、急激な温度変化によって、真夏より低い気温でも熱中症が発生してしまうことがあります。
熱中症対策では、水分補給が一般的ですが、汗をかくと水分だけでなくミネラルの一つであるナトリウム(電解質)も同時に失われることから、ナトリウムが含まれていない水だけの補給では、吸収に時間がかかり効果的な対策にはならないため注意が必要です。
2025年 7月号 《 vol.119-3 》
MBTI診断で自分を再確認
皆さんは、血液型性格診断や星座占いなどを信じますか?
今回は、世界で最も広く知られている性格診断ツールの一つでもあるMBTI診断をご紹介します。
MBTI診断は、スイスの心理学者ユングの「心理学的類型論」に基づいて開発・構築され、日本だけでなく世界的な企業などの採用活動やチームビルディングにも導入されています。
この診断は、自分自身の理解を深めるためにも面白く、個人でも診断されると新たな発見や自分自身を見つめ直す機会になるかもしれません。
ネットには、MBTI診断ができるサイトがいくつもあり、質問に回答していくことで診断結果が出るため、どなたでも気軽に診断することができます。
診断は、大きく分けて「分析家」「外交官」「番人」「探検家」の4つのグループに分けられ、そこからさらに、それぞれ4つのタイプがあるため、合計16タイプから自分のタイプが診断されます。
学校や職場などで、みんなで試されると今後のコミュニケーションやチーム作りにも役立てることができますし、自分自身の成長に繋げることもできるかもしれません。
2025年 7月号 《 vol.119-2 》
大切な歯科定期検診
子ども達のお口に起きている問題を早期に発見するための学校(幼稚園)健診ですが、限られた時間の中で多くの児童や園児のお口をチェックするため、精度には限界があります。
集団健診は、歯科に行く必要があるかどうかの大きなふるい分けだと思っていただいた方が良いかもしれません。
歯科での定期的な検診は、口腔内の診察に加え必要に応じてレントゲン写真撮影や生活の問診、染めだしなどによるお口の中の汚れの確認などについて検査・診断し、検診結果に基づいて、治療や予防処置、生活指導を行っていくことができます。
また、虫歯については、どのくらいの時間をかけて進行しているかなども診断するため、乳歯の場合には歯を削るような治療はせずに、永久歯への生え変わりを待つなど適切な対処もできます。
学校(幼稚園)健診の結果で虫歯や歯並びに問題が見つかった場合には、出来るだけ早く歯科の受診の必要がありますが、問題がなかった場合でも、3ヶ月に1回は歯科医院で定期検診を受けることが大切です。
2025年 7月号 《 vol.119-1 》
学校や幼稚園の歯科健診
みなさん、新年度が始まりどのようにお過ごしでしょうか?
毎年、小学校や幼稚園に歯医者さんが来て、お口の状態チェックする健康診断を受けていると思いますが、今年はもう受けましたでしょうか?
学校(幼稚園)の「健診」と歯科で受ける「検診」は、漢字が違うことを知っていましたか?
「健診」は、医学的な立場から確定診断をするのではなく健康状態を把握するためのもので、「検診」は、必要な検査を行い診断することを意味します。
学校や幼稚園などで行う健診は、子どもの口の中の健康状態を把握し、必要に応じて歯科への通院を進めたり、生活指導を行う健康増進が目的となっています。
幼少期に健康なお口の環境が守られていると、大人になってからの虫歯や歯周病になるリスクが軽減できることからも、子ども達のお口の健康を守ることは予防歯科への大きな一歩となります。
2025年 6月号 《 vol.118-3 》
骨粗しょう症治療薬と歯科治療
日本調剤の調査では、日本で日常的に薬を服用している人は約4割とされており、60代以上の人では約6割以上が該当しています。
健康のために服用している薬ですが、歯科治療を受ける際には注意が必要なことをご存知でしょうか?
歯科治療を受ける際に、特に注意が必要な薬が「骨粗しょう症の治療薬」です。
骨粗しょう症は、骨の量が減って強度が低下し骨折しやすくなる病気で、閉経後の女性に好発し約1300万人の患者がいると言われています。
その治療は、薬物療法が中心で、その中で骨吸収を抑制する薬(ビスホスホネート、デノスマブ、カルシトニンなど)を服用している人は、歯科治療において特に注意が必要です。
これらの骨吸収を抑制する薬を服用している人が、抜歯などの外科的歯科治療を受けると、稀に「顎骨壊死」を発症し、顎の細胞や組織が死んで骨が腐った状態になり、顎の痛みや化膿のほか、悪化すると歯ぐきに穴が空いて骨が露出する場合があります。
服用期間が3年以上になるとリスクがとても高くなるため、場合によって半年ほど服用を停止してからの歯科治療になります。
歯科を受診する場合は、お薬手帳などで服用している薬や、患っている病名を正しく伝えることが安全な歯科治療に繋がります。
また、骨粗しょう症の発症前にしっかり口腔内を治療し、継続的に口腔内をメンテナンスすることが重要です。
2025年 6月号 《 vol.118-2 》
全6回ホワイトニング院内研修②
4月9日に行なったホワイトニング院内研修第1回目は、ホワイトニングについての講義を受け、ホワイトニングのメカニズムや人によってどのような効果に違いが出るなどを症例を通して知識を深めることができました。
ホワイトニング院内研修第2回目は、5月14日に行い、2つのチームに分かれて、ホワイトニング施術を通してより実践的にホワイトニングの技術を得ることができました。
ホワイトニングは、院内で行うオフィスタイプとご自宅で行うホームタイプがありますが、最も効果を実感できるのは、オフィスタイプとホームタイプの2つを合わせて行うデュアルタイプになります。
当院では、患者様が目指すホワイトニング効果を施術前にヒアリングすることで、最適なホワイトニングのタイプをご案内しております。
2025年 6月号 《 vol.118-1 》
全6回ホワイトニング院内研修①
現在、当院では月に1回のホワイトニング院内研修を実施しております。
ホワイトニング院内研修では、ホワイトニング研修を専門に全国各地で活躍されている歯科衛生士の佐藤先生をお招きして行っています。
4月から初まったこの研修は、9月までの全6回コースで構成されており、ホワイトニングの技術だけでなく、幅広い知識や様々な症例などを通して、患者様ごとに違いのある歯をより効果的に白く美しくするためのホワイトニングについて学ぶことができます。
講師の佐藤先生は、ホワイトニング研修のほかにも、訪問歯科や口腔ケアなどの様々な研修、講演活動など幅広く活躍されていることから、この院内研修を通して、ホワイトニングだけでなく診療に役立つスキルをスタッフ一同で学び、横山歯科クリニックの成長に繋げていきたいと考えています。
2025年 5月号 《 vol.117-3 》
五月病とお口の関係
5月になり、新生活にも慣れてきたという方も多いのではないでしょうか?新しい学校や職場の雰囲気にも慣れてきた頃に気をつけたいのが「五月病」です。
五月病は、無気力や不眠になり放っておくと鬱病などの精神疾患につながる恐れのあるものですが、自覚症状が少なく知らぬ間に発症進行する厄介なものです。
五月病の初期段階は意外にもお口に関係があり、ご自身のお口の状態に注意していくことで発症を回避する事ができる場合があります。
五月病の初期のサインは、軽い無気力状態になることから、日常のブラッシングやフロスなどが疎かになり歯肉炎が起きやすくなります。
日々のセルフケアで歯肉からの出血があると、知らぬ間の無気力状態のサインかもしれません。
最近の研究によるとセルフケアには精神的なリフレッシュ効果があり、自律神経の不調を整える意味でも有効とされています。
また、顎が小さかったり舌の機能低下により気道が狭くなっている人は、睡眠時に低酸素状態に陥るリスクが高いため、睡眠の質の低下や不眠の傾向があります。睡眠の問題は五月病の発症と進行のリスクが高くなるので、気道が狭い傾向にある方や舌の機能が低下している方は、マウスピースの活用や舌のトレーニングを通じて気道を広く維持し、良い睡眠を取れるように心がけてみましょう。
2025年 5月号 《 vol.117-2 》
規則正しい食生活でむし歯予防
10個のチョコレートを食べるとしても、1時間に1個ずつ食べるよりも、短時間に10個を食べてしまう方がむし歯になるリスクは低いと言われています。
通常、お口の中は「中性」で、むし歯のリスクは低い環境になっていますが、食べ物を口の中に入れると「酸性」になり、むし歯のリスクが高い状態になります。
むし歯を予防するためには、食事と食事の間隔をしっかりとることで、お口の中を「中性」に戻すことが大切です。
継続的に間食し、常にお口の中が酸性の状態が続いてしまうとむし歯のリスクが高くなり、間食がお菓子など糖分の高いものであれば、さらにむし歯のリスクが上がってしまいます。
スポーツドリンクなど糖分が多く含まれている清涼飲料水は、ついつい長い時間をかけて飲み続けることがあるため、特に注意が必要です。
食事やおやつの時間をしっかり決め、規則正しい食生活を送ることが、むし歯の予防につながります。
2025年 5月号 《 vol.117-1 》
新生活で乱れやすい食生活
4月に入学、進学などを迎え、新しい生活少しずつ慣れてきたお子様も多いかと思います。
新しい生活の中では、これまでの給食がお弁当になったり、反対にお弁当が給食になるほか、部活動や習い事で帰宅時間が遅くなるというお子様もいらっしゃるかと思います。
慣れない新生活による生活リズムの崩れや、食生活が乱れることは、お口の健康にも影響する場合があることをご存知でしょうか?
新生活のスタートは喜ばしいことですが、生活習慣が変化する場合には、お口の健康に関係が深い生活習慣、すなわち食事や間食に注意が必要となります。
皆さんは、どのような食生活を送っているでしょうか? 砂糖が多く含まれている食べ物は、虫歯のリスクを上げてしまいますが、特に時間をかけてダラダラ食べ続けることは避けたほうが良いでしょう。
2025年 4月号 《 vol.116-3 》
いざという時に備える口腔ケアグッズ
1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から今年で30年を迎えました。
近年では、毎年のように地震や台風など、大きな自然災害の被害を受けていますが、皆さんは、もし災害に遭ったときの準備はどのくらいしているでしょうか?
皆さんのご自宅には、防災グッズは置いてありますか?
防災グッズの中には、飲料水や食料のほか、簡易トイレ、携帯ラジオ、救急セット、軍手などが基本装備として推奨されています。
しかし、災害に遭い避難所などで生活すると、口腔ケアができないストレスを感じる方も多いようです。
避難所では、ただでさえ大きなストレスを抱えた生活になる上に、口腔ケアができないことで、むし歯や歯周病が悪化したり、高齢者ではお口の中の汚れが増加することで、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまうケースも増加します。
万が一に備える意味でも、日頃からお口の健康を保つことが大切ですが、防災グッズの中には、歯ブラシや歯磨き剤、水がないときにも対応できるようにデンタルリンス(洗口液)も用意しておくことも大切です。
2025年 4月号 《 vol.116-2 》
口腔機能発達不全症の原因と改善訓練
口腔機能発達不全症には、多くの原因があります。
乳児期の授乳や抱っこの仕方、離乳食の食べ方や、幼児期からは柔らかいひとくちサイズの食事、水で流し込む食事が口腔機能発達不全症の要因になることがあります。
また、タブレットやゲームをする姿勢が悪いことで、顎の成長に影響を与えてしまうこともあります。
口腔機能発達不全症を予防するためには、顎の正しい成長とお口の筋力を育むことが大切になります。
下のイラストのような訓練を日常で行うことで、口腔機能発達不全症が改善されることがあります。
2025年 4月号 《 vol.116-1 》
発育と口腔機能発達不全症
皆さんは、口腔機能発達不全症をご存知でしょうか?
口腔機能発達不全症は、18歳未満の子どもで生まれつきの問題がないにも関わらず、食べる、話すなどのお口の機能が十分に発達していない状態を言います。
小児期での「食べる」「飲み込む」「話す」「鼻で呼吸できる」などの口腔機能の発達・発育不足の状態は「口腔機能発達不全症」と診断され、その数は年々増加傾向にあります。
口腔機能発達不全症の子どもは、顎が正しく発育されないため、歯並びが悪くなるほか、正常な気道の確保も難しくなることで鼻ではなく口で呼吸することが多くなったり、姿勢も悪くなる特徴があります。
顎の発育や呼吸、姿勢は、将来の健康にも影響してくることが多いため、お子様のお口の機能を正しく成長させていくことが大切です。
2025年 3月号 《 vol.115-3 》
ペットと歯周病
皆さんは、犬や猫などペットを飼われているでしょうか?
毎日の生活を共にする中で、普段と歩き方が違う、いつもより元気がないなど、ペットの体調の変化を見逃さないことが大切ですが、食事の量が減ってきたり、食べにくそうにしている場合は、歯周病の可能性があります。
人と同じようにペットも毎日食事をするので、ペットの歯磨きが不足すると歯周病のリスクが高まります。
ペットの歯周病も人間と同じメカニズムで、食べカスなどが原因でお口の中に細菌が増え、細菌の影響により歯ぐきが炎症を引き起こし、最終的には歯を支えることができなくなり、歯が抜け落ちてしまいます。
また、お口の中の細菌は、毛細血管を通じて全身に周り、大きな病気の要因にもなります。
ペットの歯磨きは、徐々に慣らしていく事が大切なので、初めはガーゼなどで軽く歯を擦る程度にし、その後歯ブラシを使うのが推奨されているようです。
また、ペットも定期的に動物病院で歯石除去や歯のクリーニングをしてもらうことが、いつまでも食事を楽しんで暮らしてもらうためにも大切になります。
2025年 3月号 《 vol.115-2 》
さまざまな口臭の原因
口臭の原因となるのは歯周病だけではなく、緊張やストレス、加齢などのお口の乾燥による場合もあります。
唾液の量が低下することで、お口が乾燥し口臭につながります。
2025年 3月号 《 vol.115-1 》
口臭と歯周病の関係
日常生活を送るなかで、自分や話し相手の口臭が気になったという経験はないでしょうか?
口臭調査では、214人の男女(20~60代)の口臭を測定器で計測した結果、13.1%の人に「ニオイを感じる」レベルが確認できたというデータもあります。
また、口臭を気にしている人の割合では、15~24歳で7.6%、25~34歳で10.1%、35~44歳で17.7%、45~54歳で20.7%と年齢が高くなるにしたがって増加し、それ以降の年齢では減少しています。
一般的に、口臭のある人は年齢と比例して多くなる傾向がありますが、その要因の一つに歯周病があげられます。
歯周病は、お口の中の汚れが原因でプラークという細菌のかたまりが誕生し、歯ぐきに炎症を引き起こす病気です。
プラークによって分解されたタンパク質から発生するガスが口臭の原因となります。
2025年 2月号 《 vol.114-3 》
健康と深い関係のある腎臓
歯周病は、糖尿病や心筋梗塞など全身の健康に関係することが明らかになっており、歯周病と腎臓の関係についても様々な研究の報告があります。
腎臓は、血液の中の老廃物や余分な水分、塩分、カリウム、カルシウム、リンなどを尿として排出し、必要な栄養分やミネラルや水分は体に戻すという血液の浄水器のような働きをしているため、腎臓が正常に機能しないと、異常のある血液が全身に巡り、歯周病の悪化、動脈硬化、慢性炎症、筋肉量の減少、認知症、寿命の短縮など様々な不調の原因となる場合があります。
世界的な老化研究者でもある自治医科大学抗加齢医学研究部の黒尾誠教授は、健康維持や老化には腎臓が大きく関わっていることを提唱しています。
腎臓に大きな負担をかけているのが、ミネラルの一つであるリンの多量摂取です。
加工食品に多く使われている「酸味料・香料・乳化剤」など「◯料」「◯剤」と記載されているものは、特に腎臓への負担が大きい「無機リン」が多く含まれているので食品にも注意が必要です。
また運動不足も、リンやカルシウムが骨から溶け出すことにより、腎臓に負担がかかることが分かってます。
現在、日本の慢性腎臓病の患者数は1,330万人と年々増加しているため、意識的に腎臓を守る習慣と行動が大切です。
2025年 2月号 《 vol.114-2 》
医療ホワイトニングと非医療ホワイトニング②
歯も大切な体の一部です。
最近ではあるスポーツジムでもやられています。
医師資格のない人に美容手術をしてもらうのが怖いように、歯科医師や歯科衛生士だけに認められている口腔検査などの資格や知識がない人が、ホワイトニングを施術することに高いリスクを感じます。
2025年 2月号 《 vol.114-1 》
医療ホワイトニングと非医療ホワイトニング①
近年、年齢や性別に関わらず興味を持つ方が増えているホワイトニングですが、需要の伸びと同時にホワイトニング効果で問題も多くなっているようです。
ホワイトニングで満足できる効果を得られない要因には、ホワイトニングを歯科医院ではなく、エステサロンやホワイトニングサロンで受けていることがあげられます。
歯科医院でのホワイトニングは、医療ホワイトニングで専用の薬剤に過酸化水素が含まれているため、歯にしっかり浸透し色素を化学反応によって分解するため、歯を内部から白くし効果の持続期間も長くなります。
また、歯科医師や歯科衛生士の管理のもと施術するため、ホワイトニング後のケアや万が一のトラブルにも対応することができます。
一方、歯科医院以外でのホワイトニングは、セルフホワイトニングと呼ばれており、過酸化水素が含まれている薬剤は使用できないため、歯の表面に付着した着色を除去するだけの効果となってしまいます。
そのため、効果をあまり実感できなかったり、持続期間が短い、色ムラが出やすいなどのデメリットがあります。
2025年 1月号 《 vol.113-3 》
縁起の良い巳年
新たな年が明け、2025年が始まりました。
皆さんご存知のように、今年は十二支の6番目にあたる巳年(みどし)です。
干支は、戦国時代の中国天文学で、空を12等分した名称として十二支が使われていたものが、長い年月とともに暦を表す記号として使われるようになったと言われています。
十二支のそれぞれの意味については諸説あり、由来などについても正確な情報はなく謎に包まれています。
巳年の「巳」という漢字は、胎児の形から派生しており「新しく産まれてくる」「将来・未来がある」「始まる」など、明るく前向きな意味があります。
「巳」を動物にあてはめると「蛇」になりますが、古来より蛇は信仰の対象となっていて、神様の化身や使者とも言われています。
また、神や祖先をまつることを意味する祭祀にも「巳」という漢字が使われていることからも、神聖な動物であることがわかります。
蛇は、金運や幸運を招くと考えられていることから、蛇皮のお財布にしたり、蛇の抜け殻をお財布に入れておくのもいいかもしれません。
2025年 1月号 《 vol.113-2 》
規則正しい食習慣でむし歯予防
子ども達は、楽しい冬休みを過ごしていると思います。
冬休み期間中は、イベントなどで外出する機会や生活リズムが変化しやすくなるため、お子様の生活習慣も乱れやすくなります。
生活のリズムが崩れ、食習慣が乱れることは、お口の健康にも影響する場合があることをご存知でしょうか?
通常、お口の中は「中性」で、むし歯リスクは低い環境になっていますが、食べ物を口の中に入れると「酸性」になり、むし歯リスクが高い状態になります。
むし歯を予防するためには、食事と食事の間隔をしっかりとることで、お口の中を「中性」に戻すことが大切です。
継続的に間食し、常にお口の中が酸性の状態が続いてしまうとむし歯リスクが高くなり、間食がお菓子など糖分の高いものであれば、さらにむし歯リスクが上がってしまいます。
スポーツドリンクなど糖分が多く含まれている清涼飲料水は特に注意が必要です。
健康に冬休みを過ごすためにも、食事やおやつの時間をしっかり決め、規則正しい食生活を送ることが、むし歯予防につながります。
2025年 1月号 《 vol.113-1 》
新年のご挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
皆様は、良いお正月を過ごすことができましたでしょうか?
今年は、1995年の阪神・淡路大震災から30年を迎えます。
近年では、日本だけではなく世界中で災害が多くなっていますが、今の当たり前の生活に感謝していきたいと思います。
昨年は、様々な臨床セミナーや学会などに参加することができ、学びの多い一年になりました。
今年も、健康につながる質の高い歯科治療と患者様の健康を守り続ける診療を届けていくため、研鑽を積み、挑戦する気持ちを持って学びを継続していきたいと思います。
スタッフ一同、一日一日を丁寧に一人ひとりの患者様と真摯に向き合い、患者様が安心して通院できる歯科医院を目指します。
また、一人ひとりのスタッフが成長できる環境づくりにも取り組むことで、これまで以上に地域の口腔健康に貢献していきます。
本年も、横山歯科クリニックをどうぞ宜しくお願い致します。
院長 横山裕之
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